日別: 2012年5月13日の投稿

ギリシャは遠い国?

神話の記憶

僕は小学生ぐらいの頃から、歴史が好きでした。その基になったのは、たぶん、子供向けのギリシャ神話の本を読んだことだと思います。もしくは、その頃、「イアソンと黄金の羊」冒険譚を題材にした映画(特撮は、レイ・ハリーハウゼン)をテレビで見て、古代ギリシャとその神話世界に魅かれたのかもしれません。そこから、エジプト、マヤ、インカなど、世界の古代文明に興味が広がっていきました。同じころ、やはり子供向けの「古事記」も読んだのですが、火の神を産んだために焼けただれて死んだイザナミの話、そのあとのイザナギとイザナミの「黄泉の国」でのやり取りなど、こちらはおぞましくて好きにはなれませんでした。その本の後書きには、日本神話は「血なまぐさいギリシャ神話とは違う」といった解説が書いてあり、「だからといって日本の神話も美しい話じゃないぞ」と思った、その違和感を未だに持ち続けています。まあ、大人になってから古事記・日本書紀も、ギリシャ神話も、考古学的趣味から、また読み返したこともありますが、神話の中にある人間の残酷さは大差ないと思います。

一方で、ギリシャについては、神話の世界はそれなりに知っていたつもりでしたが、特にギリシャの現代史には、あまり詳しくありませんでした。紺碧のエーゲ海、丘の上の神殿、神話と遺跡の国。古代オリンピック発祥の地。行ったことはないけど、観光の国。レストランなのに、ギリシャ語では「タベルナ」…。そんな程度で、ギリシャから思い浮かぶイメージは、ほんとうにパルテノン神殿と、海の色ぐらいがすべてでした。1960年代末から70年代半ばにかけて、軍事独裁政権下にあったことなど、80年代半ばまで知りませんでした。小学生ぐらいの頃、ヘラクレスやペルセウスが活躍する神話の国としてあこがれていた裏では、血なまぐさい現代政治が本当に行われていたわけです。

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効果とマージモードによる絵画調表現

はじめに

「西高 1979」イラスト
絵画風に加工した「西高 1979」イラスト

先に作成したイラスト「西高 1979」を、PHOTO-PAINTを使ってより”絵画”的に仕上げてみした。この記事では、その技法を紹介します。

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