テーブルの応用 その3

テーブルツールの使用

ここで、遂にテーブルツールが登場します。

テーブルの作図

  1. ツールボックスバー「テーブルツール」をクリックして選択
  2. プロパティバー「テーブルの行数と列数」の「行数」テキストボックスに[3]を入力、確定
    行数
  3. プロパティバー「テーブルの行数と列数」の「列数」テキストボックスに[5]を入力、確定
    列数
  4. プロパティバー「オプション」をクリック、ドロップダウンパネルを表示
    オプション
  5. (チェックされていない場合)「セルの枠線を分離して表示」チェックボックスをクリックしてチェック
    セルの枠線を分離して表示
  6. (オンになっていない場合)「セルの間隔」の「ロック」ボタンをクリックしてオンにする
    「セルの間隔」のロック
  7. 「左右のセルの間隔」テキストボックスに[1]を入力、確定
    左右のセルの間隔
  8. 下図の位置でドラッグ、テーブルオブジェクトを作成
    ドラッグする位置
  9. プロパティバー「枠」コンボボックスをクリック、「なし」をクリックして選択
    枠

手順17~22では、テーブルの基本構成をプロパティバーから、あらかじめ指定しています。

  • 行数:3
  • 列数:5
  • セルの間隔:1mm

そのうえで、テーブルツールで描画ウインドウ上をドラッグし、テーブルオブジェクトを作成しています。

作成されたテーブルオブジェクト

ただし、表の外枠だけは、テーブルオブジェクトを選択していない限り、指定できません。何も選択していない(すなわち、まだ表を描いていない)状態で、線幅や輪郭カラーを選択すると、デフォルトオブジェクトに対する指定になってしまうからです。

なお、行列数、セルの間隔、枠線といった属性は、テーブルオブジェクトを描いた後からでも変更可能です。特に、行列数が可変というのは、グラフ用紙ツールとは大きな違いです。

さて、今回テーブルツールを利用した理由は、「セルの間隔」を指定できるからです。グラフ用紙ツールでも長方形オブジェクトの集まりを描けますが、オブジェクト同士の間隔は制御できませんでした。それが、「表の属性」として、テーブルツールには当たり前ですが、採用されています。

設定されたセルの間隔

このセルの間隔を利用することで、等間隔で隙間を空けた長方形オブジェクトの集まりを、描けるようになったわけです。

セルの指定

次に、各セル内の指定を行います。

  1. (テーブルツールで)左上隅のセルから右下隅のセルまでドラッグ、全セルを選択
    ドラッグする位置
  2. プロパティバー「マージン」をクリック、ドロップダウンパネルを表示
    マージン
  3. (オンになっていない場合)「セルのマージン」の「ロック」ボタンをクリックしてオンにする
    「セルのマージン」のロック
  4. 「セルのマージン」テキストボックスに[0]を入力、確定
    セルのマージン
  5. メニューバー「テキスト」-「文字フォーマット」をクリック、「文字フォーマット」ドッキングウインドウを開く
  6. 「サイズ」コンボボックスに[76]を入力、確定
    サイズ
  7. 「スクリプト」リストボックスをクリック、「ラテン系」をクリックして選択
    スクリプト
  8. 「フォント」リストボックスをクリック、「Clarendon Blk BT」をクリックして選択
    フォント
  9. メニューバー「テキスト」-「段落フォーマット」をクリック、「段落フォーマット」ドッキングウインドウを開く
  10. 「整列設定」-「水平方向」リストボックスをクリック、「中央揃え」をクリックして選択
    水平方向
  11. 「整列設定」-「垂直方向」リストボックスをクリック、「中央揃え」をクリックして選択
    垂直方向

今回のイラストは、セルのマス目を利用して、文字を配置します。そのため、全セルに一括して、内側マージンとテキストの指定を行っています。

まず複数セルの選択は、テーブルツールでドラックすることで行います。

そして、内側マージン(HTMLでいうところのcellpadding属性、もしくはCSSのpaddingプロパティ)の指定では、1文字のテキストをなるべく大きく中央に配置するので、0に設定しています。

セル内テキストの書体や整列設定は、「テーブル セルの編集」プロパティバーには項目が表示されないので、「文字フォーマット」「段落フォーマット」で指定を行っています。セル内のテキストは、実質的に「パスの内側の段落テキスト」と同じ扱いですが、やはり従来機能と違う点は、マージンを設定できるところです。

なお、この時点では、まだ文字は入力しません。


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