龍イラスト
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ワイヤーフレーム
表紙デザイン
解説
このイラストは、拙著「Corel PHOTO-PAINT 8J Design Guide Book」の表紙のために描きました。最初の本が「遮光器土偶」でしたが、同様に縄文文化的なモチーフとして、龍を選んだ次第です。
今回の技法は、「グラフ用紙」とエンベロープ効果です。龍の頭部は、グラフ用紙で描いた長方形のグループにエンベロープ効果をかけたものです。そして、ひとつひとつをテクスチャで塗りつぶしました。微妙な違いを“鱗”に出すため、手間はかかりますがテクスチャ塗りつぶしのパターンをひとつずつ変えています。また、鱗を浮き立たせるために、ドロップシャドウも使いました。
さらに、頭部や胴体に立体感を出すため、光と影をオブジェクト透明効果をかけた図形を上に重ねています。
ちなみにこの本では、龍を主人公にした“絵本”を各章の扉にしました。卵から生まれたある蛇が、工夫を重ねて自らを龍にまで高め、その方法を仲間たちに伝えた後、天に昇っていくという物語です。このイラストは、知り合いのイラストレーターに手描きの作品を作ってもらいました。その象徴として、このイラストがあるのです。