krzm.jp
黒住浩司 Webサイト

WebMatrixによるWordPressサイト構築

内容

サイトのダウンロード

アップロードの弁証法的対立物であるダウンロードも、当然、WebMatrixは対応していますが、ここでもデータベースのダウンロードが可能です。

ホーム「発行済みサイトのダウンロード」
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ダウンロードのプレビュー
データベースを含めたダウンロード

このデータベースのダウンロードは、運用サイト全体の”バックアップ”として、利用することができます。

データベース自体の操作は、たとえGUIツールがあったとしてもなにかと面倒ですが、WebMatrixの「発行済みサイトのダウンロード」で、テーマ等のファイルも含め、すべてをローカルPCに一括ダウンロードで保存しておくわけです。必要に応じてこのコマンドを実行すれば、ただそれだけで、すべての投稿をローカル側データベースに保存できるわけです。

そのためには、事前にバックアップ用サイトを、WebMatrixで新規サイトとして作成しておきます。データベース等の設定が面倒であれば、もう一度ギャラリーからWordPressサイトとして作成し、同様の手順でデータベースの設定も行います。

ただし、すでにローカルにMySQLはインストールされているので、既存データベースを利用します。また、サイトの作成用(アップロード用)に使用しているデータベースが、ダウンロードによって上書きされては困るので、ローカルのWordPress用データベースは新規作成して使います。

そして、仮に、障害や誤操作で、運用しているWordPressサイトが破損した場合、このバックアップを逆にアップロードすれば、簡単にサイトを復元できるという次第です。

残念ながら、このバックアップは手動で行わなければなりませんが、それでも万が一の時の保険にはなるでしょう。実際、この記事を書いている途中で、誤って別の内容をkrzm.jpにデータベースごとアップロードしてしまい、サイトの内容が置き換わってしまいました。しかし、事前にこの方法でバックアップしてあったので、それをアップロードし直すことで、サイトをすぐに復元できました。

まとめ

以上、WordPressを例にして、ExpressWebと連携したWebMatrixの利用法を見てきました。WebMatrixには、アプリケーション開発のための機能も用意されていますが、そこまで手を伸ばさなくても、WordPressなどの運用に十分な力を発揮してくれます。なお、krzm.jpおよび制作者は、反商業主義をポリシーとして掲げているので、ExpressWebと商業的なつながりは一切ありません。アフィリエイトで儲けようなどという、浅ましい考えもありません。あくまでも、技術的見地からExpressWeb、WebMatrix、WordPressの機能や運用方法を探っています。まあ、私の授業の資料にしたい、という程度のよこしまさは潜んでいますが、それ以外は人として清く正しく探求した結果ですので、そうした清廉潔白な方々に、この記事を参考にしていただけたら幸いです。

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