CorelDRAW X6
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内容
昨日、CorelDRAW Graphics Suiteの最新版である、X6が発売されました。
現時点では、英語版とスペイン語版のみで、日本語版はありません。これは、従来通りの発売スケジュールのようで、日本語版はService Pack1の登場を待って、発売されることになると思われます。
もちろん、CorelDRAWは多言語対応なので、英語版であっても日本語環境で使用できますが、X6の強化点である「OpenType対応機能の拡張」などで、現状では日本語の異体字を選択することはできないなどの制限があります。そうした点を理解した上で、X6の新機能を早速試したいのであれば、Corel本社のサイトから、体験版やダウンロード版を入手することができます。私は既に、Windows 7の日本語版環境にX6英語版をインストールして、使用しています。
数多くの強化点や新機能がある中で、私が最も注目しているのは、CorelDRAWの64bit対応です。PHOTO-PAINT、CAPUTURE、CONNECTとともに、Graphics Suiteの構成アプリケーションはすべて64bit版が提供されています。64bit Windowsが広く使われるようになった今、これは遅すぎた対応かもしれませんが、プロフェッショナル用途の商用ドローソフトが64bit化されていく先駆けとなったことは間違いありません。
下の図は、Windows 7 64bit版での、Windowsタスクマネージャーの「プロセス」タブでの表示です。32bitアプリケーションはプログラム名の後に「*32」と表示されますが、CorelDRAW(CorelDRW.exe)等に、その表示はありません。すなわち、ネイティブ64bitアプリケーションということです。
この64bit対応を含め、順次新機能について、解説していく予定です。