小太郎 その1
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ワイヤーフレーム
解説
このイラストは、愛猫・小太郎を写実的に描いた最初の作品です。
写実的なイラストのための技法は、ラフブラシ/染み付けブラシによる輪郭線の複雑化、等高線効果によるぼかし、テクスチャ塗りつぶしと透明効果、といったように、ハナちゃんのイラストで探求してきたものをつぎ込んでいます。
さらにこのイラストでは、輪郭に毛先状の図形をウェルド(合体合成)し、より自然な輪郭になるようにしてみました。このため、各図形は非常に複雑な形状になっています。ワイヤーフレームで、それを確認できるでしょう。
この技法は初めて試したのですが、結論から言うと、毛先が太すぎました。そのため、どこか植物的な感じになってしまいました。もしくは、年老いた猫のような感じかもしれません。実際の小太郎は、まだ若くてふわふわの毛皮を纏っています。
毛先を細くし、配置にも工夫を加えたものは、ハナちゃんのイラスト「その7」で試しています。また、小太郎では次のイラスト「その2」で、この技法を完成させています。