CorelDRAW X6.4提供開始
内容
概要
8月19日付で、CorelDRAW X6の最新アップデートである「X6.4 Update」の配布が開始されました。すでに一週間近く経っていますから、国内代理店イーフロンティアのサイトからもダウンロードできるようになっています。また、日本語のリリースノートも公開されています。
今回のアップデートでは、以下のフォント関連の機能が追加もしくは強化されています。
- 「文字の挿入」ドッキングウインドウの機能強化
- 「フォント プレイグラウンド」ドッキングウインドウの新設
- 「フォント リスト」ドロップダウンリストの機能強化
文字の挿入
「文字の挿入」ドッキングウインドウは、標準メンバーシップでは従来どおりのウインドウですが、プレミアムメンバーシップで機能が一新されます。
これは、X6で追加された、OpenTypeの異体字選択機能を、「文字の挿入」に反映させたものです。
なお、従来はサンプル文字を作業ウインドウ上にドラッグすると、アウトライン化された図形として文字が追加されていましたが、新ドッキングウインドウでそれを行うと、不正なテキストが生成されてしまいます。アウトラインとして追加する方法は、現時点では機能しません。
フォント プレイグラウンド
「フォント プレイグラウンド」は、プレミアムメンバーシップのみで新たに追加されたドッキングウインドウです。ウインドウ内でテキストを入力し、そのサンプルを複数並べて書体を変更し、比較することができます。
決定した書体のサンプルを「コピー」し、アートテキストもしくは段落テキスト(段落テキスト入力モードの場合)として文書に貼り付けることができます。
フォント リスト
テキストツールのプロパティバーや、「フォント プレイグラウンド」等にも表示される「フォント リスト」は、フォントファミリーがサブメニュー化されるとともに、表示サイズを10~100までの範囲で、「オプション」ダイアログで指定できるようになりました。
また、小さなサイズでの表示品質も、改善されているそうです。まあ、最少の10にした場合には判別の難しいフォントもありますが、そのサイズでも文字としてそれなりに認識できるレベルの、アンチエイリアス処理がきちんと施されています。
その他
文字関連以外では、SkyDriveとの連携が強化、オンラインのプレミアムコンテンツの追加などがあります。また、不具合の修正等、安定性の向上も含まれています。