Design Collectionのセットアップ
セットアップのために、せっかくCD-ROMを引っ張り出しているわけですから、ここで“おまけ”もインストールしてしまいましょう。
X3の主要なおまけソフトは、Disc 1の「RawShooter Essentials」と、Disc 4の「CorelDRAW Design Collection」です 。共に、英語版になります。RawShooterは、デジタルカメラのRawファイルを“現像”するソフトですが、私はRaw形式に記録できるデジタルカメラは持っていないため、興味がないのでインストールしません。まあ、適当にクリックしていけばインストールされるでしょう(註2)。
一方のCorelDRAW Design Collectionは、CorelDRAW用のテンプレート集です。CorelDRAWとは別のアプリケーションとして起動し、簡単な設定でテンプレートのデザイン要素を組み合わせて実行すると、CorelDRAWが起動してそのテンプレートが開かれます。
現在、Design CollectionはVol1~3までのシリーズになっていますが、X3についてくるのはVol2, 3になります。
セットアップ
セットアップは、Disc 4をドライブに挿入して実行します。Design Collectionは別アプリケーションなので、シリアルナンバーもX3本体のものとは異なります。「え、そんな紙は入ってないぞ」と慌てる必要はありません。シリアルナンバーは、最初の 「ようこそ」画面に表示されます。
ここから、「CorelDRAW Design Collection(英語版) のインストール」をクリックし、セットアッププログラムを起動します。
こちらは、日本語のセットアップ画面はありません。まあ、英語を選んで進めるのが無難でしょう。
セットアップを進めると、インストールオプションが表示されます。ここでは、Vol2, 3の選択と、デフォルトの用紙サイズを指定ます。ディスク容量に不安がなければ、Vol2, 3ともインストールすればよいでしょう。2つで容量は60MB程度です。また、日本の一般的な環境であれば、用紙サイズはA4を選択しておきます。
セットアップ実行中は、幾度か画面が切り替わります。その間、やや時間がかかり、CD/DVDドライブも沈黙しているような、気まずい雰囲気が流れますが、下の画面が表示されるとセットアップが完了します。ですから、それまで辛抱強く待ちましょう。
パッチプログラムのインストール
さて、Service Pack 1が適用済みの日本語版なのですが、早くも修正パッチが提供されています。これは、日本語環境での使用時に「キーボード自動切り替え」の不具合を解消するもの、だそうです。
日本語専用のパッチを、しかも日本語版発売直前(8月3日)に提供してくれるなど、Corel社はなかなか心憎いサービスをしてくれるようになりました。
それはそれとして、パッチの詳しい内容は、ニュースコーナーで解説しておきましたが、こういったものも早めにインストールしておきましょう。
Hot Patch 2 JP
2006年8月4日現在、このパッチプログラム「CorelDRAW Graphics Suite X3ホットパッチ2 JP」は、コーレル社のダウンロードサイトから、入手できます。
ここからダウンロードした「CGSX3HP2.msp」ファイルをダブルクリックし、適用します。
なお、Corel本社のダウンロードサイトにも、このファイルはアップロードされています。このページを見ると、他にも「Hot Patch 1」や「Service Pack 1」などが掲載されています(2006年8月4日現在)。しかし、「Hot Patch 2 JP」以外は、日本語版開発以前のもの���ので、適用する必要はありません。
今後、これら以外の修正プログラムが掲載されれば、日本語版にも必要になるかもしれませんが、その際は説明書きや当サイトのニュースで確認し、日本語版に適用可能かどうかを判断してください。
さて、ここまでくればX3を起動するときが来た、と思われるかもしれませんが、あと2点、メンテナンスする項目があります。ここはじっとこらえて、 次のページへ進みましょう。