ハナちゃんの足跡

~最愛の友だちを記念して~


さようなら、ハナちゃん ハナちゃんの在りし日の姿 小太郎と小次郎 過去の日誌
ハナちゃん 小太郎 小次郎

2006年3月19日(日)

先日、再び一人暮らしを始めた。いや、小太郎との二人暮らし。そして、姿は見えないけれど、ハナちゃんも一緒だ。もう、人間の家族とは縁を切った。猫たちとだけ、静かに暮らしていける。

勿論、転居先は浦和市内。しかも、きちんと浦和の名を冠した場所だ。また、以前の場所は最寄り駅が「浦和」だったが、今は「北浦和」に戻った。やはり僕には、北浦和がホームタウンだ。部屋探しのとき、ハナちゃんと暮らしていた場所のすぐ傍も候補に入っていたのだが、広さと家賃の兼ね合いで、そこは諦めざるを得なかった。そして、かつてとは駅の反対側、歩いて15分の場所に落ち着いた。

浦和駅が最寄のときは、通勤時以外、駅前まで出かけることはほとんどなかった。しかし、今は特に用が無くても北浦和駅まで散歩に出かけている。結局、浦和駅東口の再開発は、完成を見ることなく終わった。そんな大規模再開発など無くても、北浦和は馴染み深い街だ。たしかに、街は少しずつ変化している。やたらとラーメン屋が増えた。本屋は激減した。文房具屋も無い。しかし、ここに戻ってきてよかった。

ハナちゃんとの想い出、それ以前からの想い出、いろいろな風景や感情が脳裏を過ぎる。その多くは、もう戻っては来ない。けれども、そうした“感傷”を大切にして、小太郎と共に新しい生活を築いていきたい。

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