ハナちゃんの足跡

~最愛の友だちを記念して~


さようなら、ハナちゃん ハナちゃんの在りし日の姿 小太郎と小次郎 過去の日誌
ハナちゃん 小太郎 小次郎

2003年4月26日(土)

今日、浦和レッズが負けた。試合開始早々に3点も取ったので楽勝かと思ったら、ふがいないことに逆転され、結局スコアは6対4という信じられない結果となった。そして、悪いことは重なる。仕事を含め、メインで使っていたディスプレイモニタが、突然壊れた。さすがに、モニタがなければパソコンは使い物にならないので、急遽買い換えざるを得なかった。今までのものはCRTモニタで、性能面でも気に入っていたのだが、消費電力やスペース、手で持ち帰れることを考慮して、今回は液晶モニタを購入。画質は、やはりCRTのほうが良かったのだが、仕方ない。突然の出費にも、頭が痛い。

今までのモニタも、先代が突如壊れたので、友達と一緒に買いに出かけた思い出がある。もう、何月だったかは忘れたが、天気の良い日だった。二駅離れたところにあるパソコンショップから、17インチCRTの巨大な段ボール箱を、二人で抱えて持ち帰ってきた。部屋の入り口に流し台があり、狭くなっていたので、そこで段ボール箱がつかえてしまった。「17インチ」という大きさに、嫌気がさした瞬間。当時、まだハナちゃんはいなかった。

おおよそ7年は働いてくれた、壊れてしまったモニタ。まあ、酷使し続けてきたので、寿命はこんなものなのだろう。壊れてしまった原因には、ハナちゃんも関与しているかもしれない。ハナちゃんは、このモニタの上でよく寝ていた。電磁波の悪影響とか、感電の恐れがありそうだったので、モニタの上に寝そべるたびに抱き上げたり、追い払ったりしていたことを想い出す。それでも、暖かいところが好きで、特に冬は油断していると、いつの間にか目の前にハナちゃんがいた。ハナちゃんの抜け毛が、だいぶ筐体の中に入ってしまっているに違いない。下手に炎上されるよりは、映りが悪くなって壊れてくれた方が安心だ。

今の部屋も、そんなには広くないので、壊れたモニタは廃棄処分にするしかない。また、ハナちゃんとの想い出の品が、ひとつ消えていく。モニタの頂上部には、ハナちゃんの足跡がしっかり残っている。手放したくは無いけれど、使えないものを置いておくスペースはない。寂しくなるね、ハナちゃん。

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