ハナちゃんの足跡

~最愛の友だちを記念して~


さようなら、ハナちゃん ハナちゃんの在りし日の姿 小太郎と小次郎 過去の日誌
ハナちゃん 小太郎 小次郎

2003年4月7日(月)

今日はアトムの誕生日らしい。それとは関係ないが、見沼の桜は満開になっている。気温も20度近くまで上がり、夏の匂いも感じられるけれど、とりあえずは一瞬に過ぎない春の光景を見物するために自転車で出かけた。氷川女体神社から浦和西高裏まで、西縁用水沿いの桜並木を走り抜け、写真を撮った。そして西高通りから与野駅を経由し、北浦和駅西口へ。いつものコースだ。そこの吉野家で食事。引っ越しする直前にカレー屋から牛丼屋に変わったので、この店に対する愛着はそれほどない。そそくさと食べ終えて自転車に乗り、ハナちゃんの事故現場と、以前の家の前を通って帰路に着いた。

浦和橋を渡り、グラウンド通りに入ったところで、ふと身軽な違和感を覚える。吉野家にカメラの入ったバックを忘れてしまったのだ。慌てて引き返す破目に。そしてもう一度、想い出の場所を訪れた。ハナちゃんが、呼んだのかな。うれしいような、寂しいような、複雑な気分になった。

デジタル写真を並べて動画にするソフトを買ったので、ここ数日、ハナちゃんの写真を使って想い出ビデオを作っていた。このサイトのスライドショーを作成したとき以来、久しぶりに過去の写真にすべて目を通した。出会いのときと、最後の姿をまとめたビデオを作り、BGMにはそれぞれThe Stranglersの「Strange Little Girl」とThe Kinksの「Days」を選曲。この2つの映像を眺めていたら、やるせない気分になった。そこで、小太郎のビデオも2本作り、BGMはハイロウズから選んでおいた。ビデオの小太郎と、生きている小太郎の姿にほっとさせられたが、やはりハナちゃんの記憶は特別だ。僕の心に、強く訴えかけてくる。

今日、北浦和に引き戻されたのがハナちゃんのせいかと思ったのは、このビデオを観たせいだろうか? 帰りがけにチラッと眺めた、ハナちゃんの掛かりつけだった動物病院。既に廃業しているが、院内もがらんどうになっていた。ハナちゃんの命日が近づいている。

戻る


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
krzm.jpのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。