ハナちゃんの足跡

~最愛の友だちを記念して~


さようなら、ハナちゃん ハナちゃんの在りし日の姿 小太郎と小次郎 過去の日誌
ハナちゃん 小太郎 小次郎

2003年4月3日(木)

テロ、そして戦争、さらには新型肺炎と、世間ではロクでもないニュースばかりが続いている。なぜか頻発している通り魔事件も、そのひとつだ。もちろん、北朝鮮の脅威を煽ろうとするニュースは、論外だ。アメリカによるイラク侵略戦争という、人類にとって最悪のニュースが引き鉄となって、嫌なニュースを引き寄せているのだろうか?

そんな中で、今日、ひとつだけよいニュースを聞いた。僕の職業訓練校での教え子兼同僚講師が、講師ではなくほんものの「先生=教師」になったそうだ。僕自身は、「非常勤講師」という準公務員の仕事をしているが、それはあくまで「準」であって、ほんとうの「全体の奉仕者」ではない。「人生の教師」と呼ばれる存在はあったとしても、「人生の講師」なんて表現や単語などは聞いたことが無い。ほんものの教師=先生は、僕の憧れだ。

僕は高等教育を途中で放棄しているので、教員免許を取るには一からやり直さなければならないから、「講師」に甘んじている。しかし、それでも人に何かを教えるということは、やりがいもあるし、有意義な仕事だ。そうした仕事に、ほんものの教師として取り組めるということは、僕としては羨ましい限りだ。そして、「羨ましい」と思わせてくれるニュースほど、うれしく、すばらしいものはない。

ハナちゃんが死んでしまったこと。これを超える悪いニュースも、よいニュースも、世の中には金輪際存在し得ないだろう。その檻の中に閉じ込められていることは、僕にとってはあまり前向きな姿勢とはいえない。しかし、それが現実である以上、僕にはどうしようもできない。さらに追い討ちをかけるように、悪いニュースが飛び込んでくる。それが、現代社会の現実だ。だからこそ、僕は小さなグッドニュースに 、ひとときの安息感を僕は得ることができる。

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